結婚を機に家庭に入る女性の他、心の病気を患い会社を辞める人もいます。退職後すぐは、働けるようになったらまた仕事復帰しようと考えるものです。しかし、なかなか決断をすることができず、休職してから年数が経つとだんだんと社会復帰が困難になっていきます。

そのような時に、どのように社会復帰をすれば良いのでしょうか。仕事に戻るにあたって重要なのは休職した理由になります。
例えば、結婚を機に会社を退職した場合、仕事に復帰するか否かは家庭の状況によるところが大きいものです。事情を話せばしっかり理解してもらえるでしょう。ただ、きちんと仕事と両立できることをアピールすることが大事になってきます。子供が生まれて保育園に通うにようになった場合、時間的にも余裕ができます。そのような状況であれば、今まで家事にあてていた時間を仕事にあてられることを伝えれば良いでしょう。

しかし、一方で心の病気を患った場合は相手にやる気を伝えることが難しいものです。空白期間が3年間や5年間と言う形で長くなるほど、自分の会社に復帰することについて躊躇いを感じる人は多いです。予め、もう自身の調子が整っていることを面接官にアピールするためにボランティア参加など、アクティブな経験をしておくと効果的です。うつ病などの理由で休職していた時期、ほとんど外との関わりがなかったりすると転職活動の感覚もわからなくなってしまっているでしょう。そんな時に一気に動こうとするのは逆効果です。自分の歩幅で着実に一歩ずつ進んでいきましょう。無理のないスタートを切るためにも、仕事復帰のステップをきちんと頭に入れておくことが大事です。

また、退職をした理由が慢性的な持病の悪化などにある場合には、注意が必要です。持病にも様々な種類があり、症状が落ち着いていても再発する可能性があります。そのため、このような持病の再発可能性と勤務形態が自分に合うかどうかしっかりと見定める必要があります。過度な負担がかかる仕事を選択すると、折角復帰をしてもすぐに辞めることになるので注意が必要です。